節約したいけれど、何から始めればいいかわからないという方はたくさんいます。何に出費しているか確認し、毎月の出費を見直すことは欠かせません。
今回は、家計の節約術から日常生活でできる節約方法、節約を成功させるコツを解説します。この記事を読めば、無理せずに節約を続けられますよ。節約をするためには、家計簿を使って何にお金を使っているか確認し、無駄をなくすことが重要です。
効率よく節約をしたい方や、満足感のある節約をしたい方は参考にしてください。※記事内にPRを含みます。
家計の節約術
節約は家計に余裕を持たせ、毎月の出費を減らすために重要なポイントと言えるでしょう。多くの家庭では固定費と変動費を見直せば、毎月の出費が減らせます。家計に効果的な固定費と変動費の節約術を解説します。
固定費の節約ポイント
家計管理における重要なポイントの1つが、固定費の節約です。固定費は毎月かかる一定額の出費であり、固定費が下がれば長期的に節約ができます。固定費の中で節約に効果的な項目は主に次の3つ。
- 住居費
- 公共料金
- 通信費
固定費は上手く節約できれば、生活の状況や利用の仕方に大きな影響がありません。無理なく継続して節約できます。
住居費
住居費は家計における固定費の中でも大きなウェイトを占めるため、住居費を削減すれば節約においてとても効果があります。家賃や住宅ローンの見直しは、毎月の出費を減らすために優先的にやるべきポイントです。住居費の節約を行うときは、まず自分の家計で住宅費が占める割合を確認するところから行いましょう。
家計における住宅費の割合が平均よりも多い場合、住む場所を変えれば節約になります。家賃やローンの相場を比較サイトなどで調べ、無理なく支払える予算内の住まいを選びましょう。単身者や若者に人気がある、シェアハウスやルームシェアを利用すれば、住居費を節約できます。
家を購入する場合は中古物件を検討したり、ひと回り狭い家を選択肢に入れたりするのも1つの方法です。今勤めている会社に、住宅補助や住宅手当があるかチェックするのも大事なポイント。住宅費に関する制度を利用すれば、住居費の負担を実質減らせます。
住居費が節約できれば家計全体のバランスが良くなり、ゆとりを持った生活ができますよ。
公共料金
家計管理において固定費を見直すときは、公共料金の節約も重要なポイント。公共料金は毎月かかる費用であり、一度見直しをすれば継続して効果があるのでおすすめです。
公共料金は以下の項目を見直しましょう。
- 電力会社の料金プランの見直し
- 水道料金の削減
- ガス料金の比較
- 太陽光発電システムの導入
電気料金は電力会社を変えるだけで、数千円もの節約になる場合もあります。LED電球の使用や不要な電気機器のコンセントを抜くなど、節電に努めるのも大事です。電力使用量を確認して、最適な電力会社を選びましょう。
比較サイトを活用すれば、地域や使用環境によって最適な電力会社を紹介してくれますよ。
時間帯別の料金プランや家族割など活用できる割引も忘れずに確認してください。水道料金は、公共事業のため契約先を変えられませんが、節水型トイレやシャワーを使えば水を使う量を削減できます。ガス料金も、使用するガスを都市ガスやプロパンガスなどの料金と比べれば、今よりも安いところが見つかる場合もあります。
定期的に電気水道ガスのメーターをチェックして、使用量を把握しておくのも節約には重要なポイントです。ポイントやキャッシュバックを活用した支払いをすると、より公共料金を節約できますよ。
» dカードで払える公共料金の種類とメリットを解説!
通信費
通信費も家計の中で大きな割合を占める固定費の1つ。効果的な通信費の節約方法は、携帯電話の料金プランの見直しです。主に格安スマホへの変更や、データ通信量に見合った契約へ見直しを行います。
料金プランを見直すときには割引キャンペーンも利用しましょう。インターネットと携帯電話を同じ会社のサービスにまとめたり、家族や友人とシェアプランで割引を受けたりする方法もあります。
変動費の節約ポイント
変動費の節約も、家計における出費を抑えるには大切なポイントです。変動費の具体的な項目としては、主に次の3つがあります。
- 食費
- 日用品費
- 交際費
変動費の無駄な支出を減らせると、浮いたお金を貯蓄に回せて貯金に余裕が生まれます。
食費
日々の生活において工夫次第で大幅に節約できるのが食費です。具体的な食費の節約方法は、以下のとおり。
- 必要な食材だけを購入する
- 大量購入やセール品を利用する
- 季節の食材や地元の野菜を選ぶ
- 食材を余すところなく使い切る
- 安価な食品を活用する
- 割引やポイントを活用する
- 外食モニターを活用する
週ごとのメニュープランを作り、必要な食材をまとめて購入すれば通常よりもお得に購入できます。料金が安くなっているセール品や季節の食材、プライベートブランドを活用するのもおすすめです。割引クーポンやポイントカードを活用し、安く買える方法を活用しましょう。
買った食材を無駄にしないためにも、冷蔵庫の中身は定期的にチェックし、余った食材も使い切ります。普通なら捨ててしまう部分も、調理方法を工夫すれば一品料理にできます。外食やお惣菜などを控えるのも、食費を抑えるためには良い手段と言えるでしょう。
» 楽天ポイントカードの作り方
外食モニターの利用も満足感のある節約に繋がります。モニターとは、お店に行って食事をしたり商品を試して感想を提供することで、支払った金額がポイントとして戻ってくるサービスのことです。モニター案件によっては、タダ同然で美味しい外食をすることもできますよ。
日用品費
日用品は日々の生活で欠かせないので、家計管理では日用品費の節約が重要です。日用品は買い方、使い方の工夫が節約に役立ちます。
日用品費の節約方法は以下のとおり。
- 大量購入で割引を利用する
- ポイントカードやキャッシュバックを活用する
- プライベートブランドやジェネリック商品を選ぶ
- 詰め替え品を使う
- サブスクリプションサービスを利用する
- セールやクリアランス商品を購入する
- 日用品の再利用や修理をする
- オンラインショッピングで価格比較をする
- 購入計画を立てる
- 無料サンプルや体験パックを利用する
- 手作りできる日用品は自作する
- ウエル活を行う
日用品を大量購入して割引を受けたり、ポイントカードやキャッシュバックを利用したりすると節約になります。詰め替え品は環境に優しいだけでなく節約にもなります。よく使う日用品はサブスクリプションサービスの利用も検討しましょう。
オンラインでの価格比較や家計簿アプリ、買い物リストを作成し、計画的に購入すれば、必要最小限の量を安く購入できます。節約術を実践すれば、日用品費の削減は難しくありません。
» 楽天カードの還元率を徹底解析!
筆者イチ押しの節約術は「ウエル活」の実施です。ウエル活とは、ウエルシアでの買い物が33%オフになるお得なポイ活イベントです。近くにウエルシアがある方は検討してみてください。
⇒ウエル活のやり方と攻略法を徹底解説
交際費
交際費は飲み会や食事会などの人との交際にかかる費用です。予算を事前に決めたり、飲み会や食事会の回数を制限したりすれば交際費を節約できますよ。
交際費を節約するためには以下の方法が効果的です。
- 安価な飲食店を選ぶ
- 自宅で食事会をする
- グループ割引を使う
- ノンアルコールの飲み会にする
- 割り勘で出費を抑える
- クレジットカードでポイントを活用する
- お祝い金や香典を必要以上に出さない
交際費の予算は毎月使い切るのではなく、少しずつ積立すれば、急なイベントでの出費に対応しやすくなります。
» ポイ活のやり方とは?
日常生活でできる節約術
日常生活で節約を実践すれば、家計に余裕が生まれます。節約方法は数多くありますが、簡単にできる方法は次の6つ。
- クーポンを利用する
- 価格を比較する
- フリマアプリで不用品を売る
- ふるさと納税を活用する
- ポイントサイトを活用する
- 日々の体調管理に気を付ける
無理なく続けられ、経済的な余裕を生み出せるので実践しましょう。
クーポンを利用する
クーポンを利用すれば、定価よりも安い価格で商品やサービスを購入・利用できるため、家計の節約に大きく役立ちます。クーポンを最大限に活かすためには、よく利用する商品やサービスのクーポンを見つけることが大切です。食品、日用品、サービス利用券などさまざまなクーポンを探しましょう。
クーポンサイトやアプリを活用すれば、クーポンは見つけやすくなります。クーポンの利用には有効期限があるため、使うときに期限切れにならないよう事前に確認しましょう。
ただし、クーポンがあるとつい不要なものまで購入してしまう方も多いです。必要なものに絞るため、購入前には買い物リストを作っておくと、不要な買い物を防げます。節約できた金額を家計簿に記録しておくと、クーポンの効果がわかりやすく、節約術のモチベーションが上がり継続に役立ちますよ。
価格を比較する
商品やサービスを購入するときに価格を比較するのも、日常生活でできる節約術の1つです。買い物をする際は、候補となる商品やサービスのそれぞれの価格を慎重に検討しましょう。似ている商品や代わりになる商品の価格を比較すれば、最もコスパの高いものが見つかります。
価格比較サイトやアプリを利用すれば、最安値は簡単に見つけられます。日常的によく購入する商品では、単品購入ではなく定期購入を検討するのもおすすめ。
購入したいものが割引されている機会を逃さないために、セール期間やアウトレット商品のチェックは大事です。商品によっては時間帯や曜日によって価格が変動するものもあるため、最も安いタイミングを調べておきましょう。
長期的に利用するサービスは、初期費用だけでなく維持費用も含めたトータルコストを確認する必要があります。価格が他のものより高くても、ポイントやキャッシュバックで実際は安い場合もあります。価格だけでなく、ポイントなども比較するときには重要です。
フリマアプリで不用品を売る
不用品をフリマアプリで売るのも、家計の節約術の1つです。以下の手順で不用品を売りましょう。
- 部屋を整理して不用品をリストアップする
- 不用品の状態をチェックする
- 不用品をきれいにして売れる状態にする
- フリマアプリを選ぶ
- ユーザーアカウントを作る
- 出品用に写真を撮影する
- 商品の説明文を書く
- 商品の相場を調べる
- 適正価格で出品する
- 取引のルールを確認する
- 売れた商品はすぐに発送する
フリマアプリで商品を売るときのポイントを知っておくとより、売れやすくなります。売りたい不用品は掃除や洗濯をしてきれいにすれば、商品の状態が良くなり、売るときの価格を高くできます。使うフリマアプリはメルカリ、ラクマ、ヤフオク!など利用者の多いものがおすすめ。
商品を出品するときは、購入者の興味を引くために工夫しましょう。商品が良く見える写真を撮影する、商品説明文を丁寧に書く、などがポイントです。購入者とのコミュニケーションを大切にし、良い評価を積み重ねれば、商品はより売れやすくなりますよ。
ふるさと納税を活用する
ふるさと納税を行えば、実質2,000円の自己負担で寄付した地域のさまざまな返礼品を受け取れます。ただし、収入により限度額は変わります。寄付する自治体は返礼品の種類や、自分が支援したい地域などを考えて選びましょう。地域の特産品や日用品が手に入り、家計の節約になるのでお得です。
寄付した金額に応じて、所得税と住民税を控除してもらえます。控除してもらえる税金の金額は年収や家族構成によって異なります。ふるさと納税専用ポータルサイトなどを使って計算をしてみましょう。税金控除を受けるためには申告が必要です。手続きはワンストップ特例制度があるため、あまり手間はかかりません。
源泉徴収票が出てくる年末には、寄付できる金額がはっきりするため、ふるさと納税をする人が多くなります。寄付先が混雑して処理が遅くなるため、早めに手続きを済ませましょう。
⇒ふるさと納税のお得なやり方
ポイントサイトを活用する
ポイントサイトを活用すれば、食費や旅費など日常のあらゆる場面で節約できます。例えば、ネットショッピングや旅行サイトの予約などはポイントサイトを経由するだけで、ポイントを獲得できます。
■ポイントサイトの掲載広告の一例(獲得ポイントはそのときによって異なります)
獲得したポイントは現金はもちろん、各種電子マネーやマイルなどに交換できるため、実質的な節約に繋がりますよ。
ポイントサイトの種類はたくさんありますが、節約ツールとして最適なのは「ハピタス」です。なぜならハピタスは節約系の案件が豊富で、ポイントが貯まりやすいから!
ハピタスは稼ぎやすいので節約だけでなく、ちょっとした副業にもなりますよ!
⇒ハピタスの登録方法を分かりやすく解説
⇒ハピタスで稼ぐコツを徹底解説
⇒ハピタスの安全性を徹底解説
日々の体調管理に気を付ける
日々の体調管理に気を付けて、健康を保てば結果的に節約にもなります。体調を悪くすると医療費がかかり、仕事を休めば収入も減ってしまうからです。普段からバランスの良い食事を心がけ、適切な睡眠や定期的な運動を行いましょう。
水分を適切に摂り、禁煙やお酒を控えることでも病気のリスクを抑えられます。体の異変を早く見つけ治療するために、健康診断を定期的に受けるのも大切です。体だけでなく心の健康も大切なため、ストレス管理をしてメンタルの安定を心がけましょう。
節約を成功させるコツ
節約を成功させるコツは以下のとおりです。
- 月間・年間プランを立てる
- 家計簿を活用する
- FPに相談する
節約を成功させるためには計画的な行動が大切です。1つひとつは小さな節約ですが、コツを押さえて継続すれば大きな節約につながりますよ。
月間・年間プランを立てる
月間や年間の支出プランの設定は、節約のためにやっておくべきです。プランを設定して日々の出費を意識すれば、節約に向けたお金の使い方ができます。日用品や食費などの変動費は、決めた予算内でやりくりしましょう。
年に1度の旅行や税金、保険料など、年間での大きな支出は計画的に積み立てておくと安心です。年単位で支出プランを立てておけば、季節ごとの支出の傾向もわかってきます。季節特有の支出の例は、夏や冬のエアコン代で電気代が増えることなどが挙げられます。
計画したプランと実際の支出を確認し、想定と違ったところは次のプランに活かせばより良い節約ができます。プランの進捗を定期的に確認し、調整を行っていきましょう。
家計簿を活用する
家計簿は家計の状況を正確に把握し、カテゴリー別の支出分析ができるため、節約の目標を立てやすくなります。家計簿を使えば収入と支出がわかりやすくなり、無駄な出費が見つかります。
家族全員に共通の節約目標へ協力してもらうためには、家計簿を使って家計状況を共有するのも大事です。手書きの家計簿も良いですが、スマートフォンの家計簿アプリを使うと、記録が手軽になっておすすめですよ。
FPに相談する
お金の専門家であるFPに相談すれば、家計の見直しやライフプランについてアドバイスやサポートをしてくれます。
具体的には、相談者の資産状況や今後のライフイベント、長期的な資産目標を確認したうえで本人にとって本当に必要な節約方法や資産運用方針を提案してくれますよ。
FPは無料で相談できるものも多いので、気軽に相談を検討してみましょう。
節約術のよくある質問
多くの人が持つ節約に関する疑問に対して、よくある質問と回答をまとめました。節約に対してよくある質問は次の3つです。
- 節約を始めるなら何からやるべき?
- 浪費家でも節約する方法は?
- 節約と投資はどちらが先?
節約を始めるなら何からやるべき?
節約を始めるときにやるべきなのは、自分の収支をはっきりさせることです。収支の確認には家計簿が一般的です。節約できるところを見つけて、固定費など効果が大きなところから始めましょう。
浪費家でも節約する方法は?
普通の人と比べて成功しにくいと思いがちな浪費家でも節約はできます。自分が浪費家と認識し、何で無駄遣いをしているのか把握することが大切です。浪費家の方におすすめな節約方法は、以下のとおり。
- 外で飲み物を買わず、水筒を持参する
- 給料日には先に貯金をする
- 不要なサブスクリプションサービスを解約する
- 無料のエンターテインメントを活用する
- 節約を目指す仲間を作り、励まし合う
- 欲しいものは購入を一定期間待つ
浪費家は予算を細かく設定し、厳しく予算を守る習慣を身に付けてください。日々の小さな積み重ねをすれば、浪費家でも節約は成功します。
節約と投資はどちらが先?
節約と投資、どちらを先に行うべきかはそれぞれの財務状況によって違います。投資は長期的な資産増加を目指すものですが、リスクを伴うため少しは資産に余裕がある状態ですべきです。
資産が生活費の3〜6ヶ月分よりも多く貯まり、余裕ができた資金で投資しましょう。まだ資産に余裕がない方は節約してお金を貯めることが優先です。
⇒お得な口座開設方法を解説
⇒投資初心者におすすめアイテムを紹介
まとめ
家計の節約術は将来への備えとして大切です。固定費や変動費を見直し、管理を徹底するところから始めましょう。固定費の中でも割合の多い住居費や公共料金、通信費を節約すれば大きな効果が見込めます。日常的にできる節約術は主に以下の6つ。
- クーポン活用
- 価格比較
- フリマアプリの利用
- ふるさと納税
- ポイントサイトの活用
- 日々の体調管理
ポイントサイトの活用は、節約だけでなく副業やお小遣い稼ぎにもなります。特に「ハピタス」は節約系の案件が豊富なので、ハピタスも利用して賢く節約しましょう。
節約を成功させるコツは、家計簿を利用して月間・年間プランを立てることです。FPの活用も効果的です。節約初心者の方も浪費家の方も、毎月の出費の内容を確認し、無駄遣いを減らしてください。
節約術で余裕ができた資産を投資に回せば、より資産形成を加速させられます。経済的な余裕は心の余裕につながるため、日々の生活の中で節約術を取り入れましょう。
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